パステルで伝えたい想い

私はパステルアートを通じて「何を伝えたいのか?」をこちらのページで綴っていきます。

パステルアートをはじめたきっかけ

まず私がパステルアートをはじめたのは2009年の事。
きっかけは少しでも希望が持てることをやりたかったからです。

その私は「作り手の仕事」に惹かれ、営業アシスタントからシステム開発の世界へ。
慣れない東京勤務でやっと成果が出始めた中での突然の1ヶ月間の入院。
潰瘍性大腸炎と診断を受け、一生付き合わないといけない病と告げられ、失意の中、大阪に戻りました。私自身が「周りの期待や意見に合わせる」生き方しか見えておらず、自分をなかなか受け止められずに悲観的になる毎日。

そんな中、出会ったのがやさしい色彩のパステルシャインアート。すぐに大阪で習える教室を探し、「こんなにキレイなアートが私にも描けるんだ!」と感動しました。 当初は「自分の趣味で続きたい」と1年間体験コースを習った後、当時の先生の勧めもあり、インストラクターの資格を取得しました。


パステルアートが与えてくれた力

インストラクター取得後はシステムエンジニアの仕事と作品作りを続ける日々。 パステルを描き続けているうちに心がほぐれて、「私ってこんな気持ちでいるんだ!」と本来の自分に気づくことができました。 

  • 「パステルのやさしい色」が心に癒しを与えてくれました。
  • 「自分を受け止められる時間」が悲しみの感情を整理させてくれました。
  • 「自由に広げられる画用紙の世界」が忘れかけていた創造性を取り戻してくれました。
  • 「パステルを通じて、気持ちを共有できる輪」が楽しみ・喜びを広げてくれました。

土日に作品作り、作品展やグループ展に作品出展を行ったり、「パステルを習いたい」という声をきっかけに2014年から本格的にパステル講師活動を行い、少しずつ活動の場を広げていきました。パステルアートを通じて、たくさんの人とつながりが持てたことが私の財産になっています。

2015年に私が描くときに大切にしている「きらめき」と「透明感」をパステルでお伝えできる形にしたものととして「アクアパステル」、2016年にクリア素材にパステルで描ける「フロスティアート」を考案しました。

2016年の夏に多忙のため、人生2度目の入院をしてしまったものの、「私の想いを活かすための道を選ぶ」と2017年に退職をし、パステルアート活動に専念、現在に至ります。

今では体の調子も落ち着いてきて、昔、憧れだった「絵とかかわることがやりたい」想いが叶い、「次はこうしたい」と明るい気持ちで心身ともに順調な日々を過ごすことができています。パステルに出会えたことは感謝ですし、周りにもどんどん伝えていきたいという想いで活動しています。


パステルアートを通じて伝えたいこと

最近はありがたいことにお伝えする機会も増えてきており、レッスンを通じ、作品を描くための技術や知識・経験を皆様にお伝えできて、本当にうれしい限りです。

今までの歩みから私自身が大切したい想いがあります。

自分の想いに気づき、素直に表現する場を作ること。

制約のある日々の時間の中で、決まった枠から飛び出して、その時感じた気持ちを加えてみる。心の中で自由でいることを自分自身にゆるし、じっくり感じてみる。 そうすると少しずつ心がゆるんで、一歩踏み出す力が湧いて新しい表現や世界につながっていく。そんな瞬間を大切にしたいという気持ちでお伝えさせていただいています。

きっとそれが明日、そして、未来につながっていく。 私がパステルを通じて伝えたいことです。